産経オンライン英会話で学習すると、追加費用なしで受けられる試験である「GCAT」。英語初心者の私が実際に受けてみた様子と結果をご紹介します。
私が受けたGCATは「日常英会話初級(A1)のLevel 1(テキストPDF)」という、一番簡単なレベルです。
GCATの試験は通常のレッスンを受ける感覚で、気軽に受けることができました。
自分のスキルアップの確認や、会社からの指示で受けなければ行けない人など、GCATが気になる人の参考になると嬉しいです。
GCATは普段のレッスンと同じ感覚!試験でもリラックスできる雰囲気が◎

私が受験した、A1のレベル1のテストは6つの項目に分けられていました。25分のレッスン時間のうち、試験時間はおよそ20分程度です。
- SCOPE OF THE TEST (出題範囲)
- TARGET SKILLS (技能目標)
- SECTION 1 (セクション1) 10分以内
- SECTION 2 (セクション2) 10分以内
- ADDITIONAL COMMENTS (追加コメント)
予約した時間になったら、通常のレッスンと同様にSkypeに講師から通話がかかってきます。
軽く挨拶をすると、さっそくGCATの試験が始まります。
まずはレベルの確認から:出題範囲と技能目標の説明をしてくれる
①SCOPE OF THE TEST (出題範囲)
テキストに書かれている、出題範囲のレッスンを受けたかどうかを確認されます。私の場合ならA1のレッスン1〜25まできちんと受けたかどうかを聞かれました。
② TARGET SKILLS (技能目標)
このGCATの試験でチェックする項目について、テキストに書かれている文をそのまま講師が読み上げてくれます。
テスト開始:講師が読み上げた答えを英語で答える方式で、フリートーク感あり
A1のレベル1の課題は自己紹介ということもあり、挨拶や自己紹介をしながらフリートークといっった感じで進みました。
③ SECTION 1 (セクション1) 10分以内
テキストにしたがって、次のような順番と内容を講師と話しました。講師が問題を読んでくれたあと、英語で答えるように言われます。
- 講師と初めて会った設定で挨拶
- 1〜2分程度で自己紹介(名前・出身地・家族構成・仕事・趣味の5つを入れる必要あり)
- 自己紹介したことについて、講師からの質問に答える
テキストには10分以内と書かれれていましたが、特に時間制限などはなく話し終わるまでじっくりと聞いてくれました。
④ SECTION 2 (セクション2) 10分以内
A1のレベル1のセクション2では、私が講師に質問するように指示されます。
- 講師の兄弟について質問する
- 講師の趣味について質問する
- 1と2について、より詳しく質問する
質問すると講師が、それぞれのことについて回答してくれます。そして、その回答をもとにさらに詳しく質問します。
私は、簡単な答えかなと思っていたら、結構長く答えてくれたのでメモが大変でした。そして、詳しく答えてくれた分、さらに質問することについて困りました。
内容のせいか、こちらも試験というよりもフリートークみたいな感じで進みました。
⑤ ADDITIONAL COMMENTS (追加コメント)
残り時間は、講師から試験内容について感想やアドバイスをもらいます。私の場合は結構時間があまったので、講評とフリートークが混ざった感じでした。
GCAT受験後は、24時間以内に講師からレッスンレポートが届きます
通常のレッスン同様、GCATのあとは講師からのレッスンレポートが届きます。間違えたところをしっかり書いてくれているので、復習に役立つのが嬉しいところです。
上の画像は、私が実際にGCATを受験したときのレッスンレポートです。詳しく見ると、私の英語力のなさに驚かれるかもしれませんが…笑
GCAT事務局からは2週間前後で受験結果が届きます
産経オンラインでGCATを受験してから、2週間以内に受験結果が事務局からメールで届きます。私の場合は、約1週間で送られてきました。
上の図のようなシンプルな結果のPDFで、講評などは特になし。追加で2,000円くらい支払えば証明書が発行できるようですが、私は必要ないので発行していません。
会社で受験する場合は証明書として良いのかもしれませんが、英語学習的にはあんまり役に立ちそうにないかな…という気がします。個人的には、テスト直後の講師からのレッスンレポートがあれば十分です。
もし、なかなか事務局からメールが送られてこないなと感じたら「迷惑メール」フォルダをチェックしてみましょう。私は、迷惑メールの中にありました…。(Gmail使用です)
GCATは追加料金なしで英語力が測れるのがスゴイ!
オンライン英会話で学習していても、なかなか自分の英語力はわかりにくいもの。GCATならレベルごとに25レッスンごとにGCAT1回設定されているので、定期的に自分の実力を客観的に評価してもらえるのはありがたいです。
TOEICやCASECは費用がかかってしまうので、あまり頻繁には受けにくいです。
GCATなら、習った25レッスン分の内容のテストなので、どれだけ覚えたか、自分が復習しなければいけないポイントが見つかりやすいです。
GCATについて
GCATは産経オンライン独自の試験システムです。
GCAT(ジーキャット)とはGlobal Communication Ability Testの略称で、「国際言語である英語を道具として、様々な文化背景を持つ英語話者と真の意味でのグローバルコミュニケーションをすること」のレベルを認証するテストです。
GCATって何?:https://learning.sankei.co.jp/curriculum/gcat
予約方法は簡単で、「GCAT対応」の講師を選んで、通常と同じように予約すればOKです。
GCATの受験条件は次のように定められています。
・受験日現在で産経オンライン英会話のプランをご受講中の方。
GCAT受験案内:https://learning.sankei.co.jp/curriculum/gcat/page/examination-guide
・受験するレベルの対応レッスンの50%以上をオンライン英会話レッスンにて履修済みの方。
・受験するレベルの下位レベルのGCATを合格済みの方。
GCATのサイト説明を読むと何やら難しそうな試験に感じるかもしれませんが、普段のレッスンとあまり変わらない雰囲気で受験できるスピーキングテストです。採点のポイントは次の5つ。
普段のレッスンを受けるだけでは、何となく目標が見つからない人や、自分がどれだけレッスンを理解できているか知りたい人におすすめです。
会社の指示で受験する人も多いようですが、個人でも定期的に受けるのがおすすめです。
GCATはあらかじめ出題内容がわかるので、不安なら予習ができる
GCATの試験内容は、各級のテキストと一緒にWEB上で公開されているので、試験前に内容を把握しておけます。問題によっては<事前に用意可>と書かれているものもあり、試験に不安があるなら予習が可能です。
初級・初中級・中級の設問にはそれぞれ日本語での説明もあるので、試験内容がまったくわからないといったことはないでしょう。
オンライン英会話×テストは、英会話学習に効果的!

定期的にテストを受けて自分の実力を確認するのは、英会話を習得するのにとても良いようです。
難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!には、「スピーキングテストを受けるとレベルのスピードアップが違う」と書かれています。
この本の中では、電話でできるアルクのスピーキングテストが勧められていますが、約15分で料金が8,000円(税別)と少しお高めです。それに比べたら産経オンライン英会話は、無料でできるのがスゴイところ。
この本には、オンライン英会話初心者向けのアドバイスがたくさん掲載されているので、オンライン英会話を始めたものの上手く行かない人におすすめです。
Kindle Unlimitedでは、よく無料で読める本にラインナップされているので、Kindle Unlimitedに入っている人はチェックしてみてくださいね。
GCATのまとめ
GCATは、産経オンライン英会話で学習している人は無料で受験できるとてもありがたい試験です。試験というと「間違えたらどうしよう」という怖さもありますが、試験をしてくれるのは産経のフレンドリーな講師なので、特に心配はありません。
定期的にスピーキングテストをして、自分の英語力をチェックしましょう!
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